医療機関の皆様へ ご協力のお願い

私たち弁護団と一緒に活動している患者さんで作る原告団では、給付金の支給とともに、医療費助成制度の拡充など、すべての肝炎患者が安心して暮らせるようにするための制度改善、あるいは治療等についての講演会・交流会などにもとりくんでいます。
現在、各種制度の普及・利用をはかるため、肝臓専門医の先生をはじめ、医療機関のみなさまにご協力のお願いをさせていただいています。お手数をおかけしますが、ぜひご高配のほどよろしくお願いいたします。

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B型・C型ウイルス性肝炎患者さんに役立つリーフレット配布について、ご協力のお願い(平成30年2月7日付 厚生労働省事務連絡について)

各医療機関 院長先生
肝臓・消化器内科 部長先生
日本肝臓学会会員の先生

全国B型肝炎訴訟東京原告団

平素より、肝炎患者の命と健康を守る医療活動に献身されておられることに深く感謝いたします。

さて、すでにご案内のことと存じますが、平成30年2月7日、厚生労働省より日本肝臓学会にあてて事務連絡「肝炎対策に関する周知・広報へのご協力依頼について」が発出されております(日本肝臓学会ホームページにも掲載)。そこでは、ウイルス性肝炎患者に対するさまざまな支援制度を患者に周知・広報するためのご協力のお願いがされています。

これらの支援制度にはB型・C型の各給付金制度のほか、抗ウイルス療法への助成制度、定期検査費用助成制度、肝疾患にも適用される障害者手帳や障害年金の制度などがあります。いずれも私たち患者団体と厚労省、医療研究者など専門家で協力・協議しながら整備・拡充してきたものです。

私たち肝炎患者団体としましては、せっかく関係各位のご努力で作っていただいた患者支援制度を、一人でも多くの方に利用していただきたいと切望しております。
しかしながら、これらの諸制度は未だ必ずしも多くの患者に周知・利用されているとはいえないのが現状です。多くの自治体などでも制度の周知・広報に苦労されているようです。

そこで私たちは、自分たちでもできることとしまして、これらの患者支援制度をわかりやすく周知・広報するための「ウイルス性肝炎患者さんに役立つリーフレット」を作成しました。

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そのことについて、お忙しい先生にまことに不躾なお願いがございます。
ぜひ、「ウイルス性肝炎患者さんに役立つ制度」リーフレットを、ご担当のB型・C型肝炎患者さんに配布していただけないでしょうか。肝炎患者にとって支援制度の手続は高いハードルに感じられることがしばしばですが、主治医の先生によるお声がけは、かけがえのない励ましになるからです。

この「リーフレット」配布のお願いは、前述の厚生労働省事務連絡における「2 ウイルス性肝疾患患者団体(日本肝臓病患者団体協議会、全国B型肝炎訴訟原告団、薬害肝炎全国原告団等)による周知・広報の取組(リーフレットの作成・配布等)に関する協力依頼」にあたりますが、厚生労働省からも「ご協力・ご配慮がなされるよう」にと、肝臓学会会員の先生にお願いをしていただいているところです。お手数をおかけしますが、御高配を賜りますよう何卒お願い申し上げます。

また、お時間をいただけるのでしたら、貴院や先生に一度お目通りを願えればと存じます。原告団は患者団体として交流会や学習会なども積極的に実施しており、そうした日ごろの活動につきましてもご説明させていただければと存じます。

重ねてお願いを申し上げます。
先生におかれましては、くれぐれもご自愛ください。

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