弁護団の活動

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東京弁護団では、すべての被害者の早期救済(給付金のすみやかな支給)と、肝炎患者が安心できる制度づくりというB型肝炎訴訟の2つの目的のために、さまざまな活動をおこなっています。

「給付金」の支給では「基本合意」に明文の定めがない方への「給付金」支給も少なくありません。記者会見を開いて報告すると、新聞各紙などで大きく紹介されています。
また、原告団の交流会や最新治療を学ぶ会なども大切にしています。

豊富な経験と知識で、親身になってご相談にのります。

私たちは長い裁判を患者さんとともにたたかい、国と「基本合意」をむすんだ当事者です。その成果によって、一人でも多くの患者さんが救済されるようにと、日々、相談活動を続けています。常設の電話相談にくわえて、各地で無料相談会も開催しています。

相談・打ち合わせ、着手金などは無料で、弁護士報酬も和解金が支払われたときにその中からいただく「成功報酬制」ですから、お金の心配は不要です。どうぞ安心してご相談ください。

 

医療費助成など、肝炎患者が安心できる制度づくりにとりくんでいます。

日本にこれだけB型・C型肝炎の患者さん・キャリアが多くなったのは、過去の輸血や予防接種などの医療・公衆衛生行政のあり方も一因です。そのため、私たちのB型肝炎訴訟では、被害者が「給付金」を個別に受給することだけが目的ではなく、医療費助成など、すべてのウイルス性肝炎患者が安心できる制度づくりも目的としてきました。私たちは、同じ病気の仲間たちを忘れたことはありません。

国との「基本合意」にもとづいて、私たちと厚生労働省との協議が続いています。これまでに重度肝硬変の患者さんむけの障害認定基準の緩和などができました。肝がん・肝硬変むけの医療費助成制度の検討も国とはじめています。

 

 

最新治療を学ぶ医療講演会、同じ病気どうしの交流会などを開催しています。

肝臓専門医を招いて最新治療を学ぶ医療講演会や、患者どうしの交流会を各地で開催しています。「肝炎のことが少しわかった」「不安は自分だけでないとわかり、率直に話せて良かった」などと好評です。最近では日本肝臓学会肝臓専門医の先生をお招きし、「最新の治療とのぞましい食生活」という講演会もおこないました。