2月10日(金)、和解の迅速化へ厚生労働省と協議しました。
2月10日(金)、全国B型肝炎訴訟弁護団は、「給付金」受給に必要な訴訟上の和解までに要する時間がのび、毎回の裁判期日における和解数が減少している問題で、厚生労働省と協議し、終了後に記者会見をおこないました。
国に資料を提出してから、回答があるまでの期間が伸び、半年待ちも珍しくなくなっています。
東京弁護団では、和解までに要する時間が長いことについて、これまでも提出資料・検討資料の簡素化の検討や、指定された医療機関の作成した病態診断書を「基本合意」にもとづいて尊重することなど、国に改善を要望してきました。
病気とたたかっている被害者にとって、早期の和解はまったなしの願いです。
今回、全国弁護団として厚生労働省と行った協議では、国からは、新年度から審査体制を増員し、提訴数の増加に対応したいと回答がありました。
記者会見のようすは、報道でご覧になれます。
NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170210/k10010872281000.html
(リンクは随時追加します。リンク先のページは時間の経過などで見られなくなることがあります)
私たちは、引き続き、被害者にたいする迅速な個別救済(迅速な給付金の受給)と、すべてのウイルス性肝炎患者が安心できる医療体制づくりという、B型肝炎訴訟の2つの目的にむけ、活動してまいります。
関連記事
5月16日の和解は46人(42患者)でした。
4月3日に新規に8原告の訴訟を提起しました(220提訴ご報告)
12月1日に29原告が新規提訴しました
10月1日に新規に14原告の訴訟を提起しました(240提訴ご報告)
7月1日に新規に52原告の訴訟を提起しました(195提訴ご報告)
4月分提訴は46原告でした