医療費助成の拡充、B型肝炎の根治薬開発などを求める署名のお願い。
私たち全国のB型肝炎訴訟原告団・弁護団では、他の患者団体(日本肝臓病患者団体協議会、薬害肝炎全国原告団)と協力して、国会請願署名にとりくんでいます。
日本にはB型、C型肝炎ウイルスの持続感染者が多く、人口の約1%、100万人以上いらっしゃると言われています。
本来、どちらも血液・体液などに感染経路は限られています。しかし、過去の集団予防接種、血液製剤などにおける、ずさんな医療・公衆衛生の行政が感染を広げてしまいました。
肝がんの8割がウイルス性肝炎が原因と言われており、また、ウイルス検査を受けたことがなく、ご自分がウイルスに感染していることを知らない方も多いのが実情です(わが国で一般的なB型肝炎ウイルスでは、持続感染者の感染原因の多くは幼少期でした)。
将来への不安や高い治療費に苦しむ患者・キャリアが安心できる医療制度を作ることは、国の責任です。ウイルス性肝炎の克服は、国民的な課題でもあります。
これまで私たちが集めてきた署名は、衆議院・参議院の両院で全会一致で採択され、昨年12月からはじまった肝がん・重度肝硬変の患者さんむけの入院医療費助成制度などに実ってきました。
今年の請願署名は、以下の4点を内容としています。
1、新たに始まったウイルス性の肝がん・重度肝硬変患者に対する医療費助成の実態調査を実施し、その結果をふまえて拡充を検討して下さい。
2、肝がん・重度肝硬変の治療薬・治療法の開発と適用をいっそう促進して下さい。
3、B型肝炎ウイルスを排除する治療薬の開発と適用をいっそう促進して下さい。
4、潜在する感染者の検診と陽性者を受診・受療に結びつける施策をいっそう促進して下さい。
ぜひご協力をよろしくお願いいたします(通常国会に提出する関係で、〆切は4月末です)。
以下から、署名用紙ならびに署名用紙の注文用紙がダウンロードできます。
下記の請願用紙をダウンロード、印刷して、ご署名を集めていただき、4月末をめどに送っていただければ幸いです。
2019年国会請願署名用紙A4
※A4用紙の両面に印刷してお使い下さい。紙の色などに指定はありません。
2019年署名用紙注文票
ご不明の点は、東京弁護団事務局(03-3352-7333)までお問い合わせ下さい。
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