国会請願署名は採択!8月2日に厚労大臣とも協議。
私たち原告団・弁護団では、今年も日本肝臓病患者団体協議会、薬害肝炎原告団・弁護団とともに、国会請願署名にとりくみました。原告団のみなさま、また、支援して下さるみなさまに、大変、大きなご協力をいただきました。
その国会請願ですが、6月に閉会した通常国会において、与野党議員のご協力・ご尽力のお蔭で、全会一致で採択されました。ご協力いただいたみなさまに心から感謝を申し上げます。
衆参両院において採択された国会請願:
「ウイルス性の肝がん・重度肝硬変患者への支援と治療薬開発、肝炎ウイルス検診を求める請願」
1、新たに始まったウイルス性の肝炎・重度肝硬変患者に対する医療費助成の実態調査を実施し、その結果をふまえて拡充を検討して下さい。
2、肝がん・重度肝硬変の治療薬・治療法の開発と適用をいっそう促進して下さい。
3、B型肝炎ウイルスを排除する治療薬の開発と適用をいっそう促進して下さい。
4、潜在する感染者の検診と陽性者を受診・受療に結びつける施策をいっそう促進して下さい。
8月2日には、私たち原告団・弁護団と国が平成23年にむすんだ「基本合意」にもとづく厚生労働大臣との定期協議が開かれました。根本匠厚生労働大臣が私たち原告団・弁護団の要望に直接耳を傾けて下さいました。
国会において上記の請願が採択されたことも受けて、根本大臣からも、肝がん・重度肝硬変入院医療費助成については、はじまったばかりの制度ではありますが、実態調査を行い、それをふまえて「事業のあり方等について検討をすすめていきたい」という回答がありました。他に、新たな感染の予防とともに再発防止や患者の人権擁護のためにも、B型肝炎の感染被害者の声などを伝えていくことの大切さについて積極的な言及があり、また、歯科における感染予防対策のとりくみなどについても、前向きな回答がありました。
私たち原告団・弁護団では、個々の被害者救済とともに、すべてのウイルス性肝炎患者が安心して治療を受けて生活することができる社会の実現をめざして、ひきつづきがんばります。
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